退職の原因は人間関係がダントツ1位
職場の人間関係…
新卒が最も気にする条件であり、離職の原因で最も多いのがこれ
人間関係が良い、ということも何をもってして良いというのかは人それぞれ
どんな関係が良い人間関係か、ということに関してはまた後日改めて
人間には様々な価値観や個性がある
人間が集まれば様々な価値観や個性がぶつかる
もちろんそれは良い化学反応も起こす
色々なタイプの人間がいて初めて人間であって皆同じ価値観や個性であればつまらないし何より成長しない
だからと言ってそれを野放しにしておくとたちまち悪い化学反応を起こし始める
人間関係悪化の原因は?
もちろんこれは様々な原因があるが未然に防げるものもたくさんある
人間関係のいざこざを聞いていると根底に自分が正しい!というそれぞれの正義の自己主張が存在する
大概の言い争いはそれぞれが自分の思う正しいことを貫こうとする気持ちが根底にある
よくよく聞いてみるとどちらも正しいしどちらも非はある
それを裁く仲裁人もまた別の価値観がある
結局堂々巡りで収まりがつかない
最後はトップダウンで半ば強引に押さえつけてハイ終了
自分の意見が通らなかった方は納得いくわけもなく不満をもって終わる
正解がないから揉める
ルールを決める
結局最終的には何が正しいか、誰が正しいかの判断で揉める
はじめからルールを決めてるおけば白黒は一瞬につく
例えば横断歩道に一人のおばあさんが渡ろうとしている
ある青年が運転する車は当たり前のように横断歩道の手前で停車し道を譲り、おばあさんは頭を下げながら小走りで渡って行った
同じようなシチュエーションでまた別の青年は自分しか車がいないことを確認すると横断歩道では停車せず通過し、おばあさんはそのあとゆっくり渡って行った
停車したらおばあさんを焦らせてしまう…だったら自分が通過してしまえばおばあさんは急がずゆっくり渡れる、と考えたからだ
この二つの例の青年はどちらもとても優しい
どちらも間違っていない
これをどちらが正しいか多数決をとったら意見は割れるだろう
しかし交通ルールはご存知のとおり停車しなければならない
警察に見つかればキップを切られる
現行の法律では停車しなかった青年が間違っている
これは元々決まっているルールなのでしょうがなく受け入れるしかない
もし本当に変えたければ国会議員にでもなるしかない
ルールはみんなで決める
現場の人間が話し合いルールを決める
納得いくまで話し合う
揉めたときが新たなルールが生まれる瞬間だ
すぐに前例を作り、同じようなことはまた起きるのでその時に揉めないようにルール化する
そうすることで小さな法律は瞬時に白黒をつける
正しいことをしたければ上に行け
僕が今でも大切にしている言葉だ
これは『踊る大走査線』でいかりや長介演じる和久さんが織田裕二演じる青島に言った名言だ
正しいルールを決められる人間がいる上に立つべきで、その上に立った人間は現場の声に耳を傾けなければならない
こうしてみんなで決めたルールは揉め事を完全に解決できるものではないが、少なくともこれで揉め事はかなり減る
もちろんルールはどんどん増えるし、人間はどんどん忘れるので定期的な読み合わせをして共有することが大切
ルールは縛るものではなく自由にするもの
何も決まっていないことが自由とは限らない例を紹介しよう
小さな金魚鉢で飼われていた小さな一匹の魚が大海原に放たれる
どこまでも永遠に泳いでいける、まさに自由な海
しかし海には荒波や命を狙う大きな魚がたくさんいる
結局安全な場所はどこにもなくハラハラドキドキする毎日
かたや水族館の大きな水槽に放たれた小さな魚は餌も保証されて、危険も一切ない
水槽はあまりにも大きく自分が泳ぐには十分すぎる大きさだ
確かに枠はあるが自分のサイズから考えるとこのくらいが泳ぐにはちょうどいい、むしろ十分すぎるくらいだ
決まったルールの中は守られている水族館の水槽のようなものだ
当然ルールのない環境は海を指す
金魚鉢のような狭い価値観で押し付けられた肩苦しい環境に自由はない
例えが悪いが今の北朝鮮がそれの典型である
ルールはそこで働くスタッフのためにある
お客様、会社、自分たちがhappyになれるルールを決める
それが大きな水槽だ
みんなで話し合い、変えるときはみんなで話し合って決める
全員が納得しないかもしれないが決定したら納得したものとする
前もって決めておけば飲むしかない
決めていなくてその場で決めようとするから揉めるし、公平性を保つことが難しい
平常心でお互い冷静な頭の時に決めておく
これが人間関係の悪化を未然に防ぐワクチンになる
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