なりたい職業No. 1からの陥落
かつては美容ブームがあり、なりたい職業No. 1にもなった美容師
今ではすっかりその面影はなくなってしまった
大変、辛い、きつい…
ネガティヴなイメージが強い
少子化の問題もあるが求人活動をしていてあの頃との大きな違いを感じる
美容業界とコンプライアンス
昨今はコンプライアンスという言葉が一人歩きし、そこら中でコンプライアンス、コンプライアンスと耳にする
美容業界にも確実に押し寄せているコンプライアンスの波
就職ガイダンスに行けばあちらこちらで“社会保険完備”や“週休2日”など一般企業では当たり前のことではあるが会社の福利厚生や保障の話が多く聞かれる
我がムゲングループでもその規模が故に当然こういったコンプライアンス問題には細心の注意を払い日々更新している
安心して永く働いてもらうにはこういった法令遵守の精神は大切にしなくてはならない
ただ求人活動をしていてこれを全面に押し出すのはいかがなものか?
これはここ最近の自分に対しての戒めでもある
いつの間にかこうしたコンプライアンス中心の会社アピールになっていた自分がいた…
繰り返すがコンプライアンスはとても大切なことだし、これを批判する気は一切ない
時代の流れとともに変化することも柔軟に受け入れるし、「俺たちの時は気合いと根性で働いたものだ、そんなの関係ねぇ!」などと意気込むつもりはさらさらない
今こそ美容業界はそのやりがいと素晴らしさを主張すべき!
コンプライアンスを整えた上での話だが…今こそ我々美容師が“美容師ってこんなやりがいがある仕事だよ”とか“こんなに嬉しい出来事があったよ!”とか本当にピュアな部分をもっと主張すべきだ!
最近はお勉強のしすぎで本当に純粋な美容師を始めたころの気持ちがいつの間にか当たり前になって小手先ばかりのトークに終始していたことを反省する
もっとシンプルに仕事を楽しむ大人の姿をもっと子供たちに見せなくてはいけない
最近は大人になりたくない子供が増えていると聞く
なりたい職業No. 1が公務員
決して悪いこととは言わない
生きがいとは仕事が全てではない
生きていくため、家族を養うため…など仕事をする意味は人それぞれ異なる
仕事を楽しむ!なんて発想はさらさらない…なんてらこともザラ
しかし幸い我々美容師はそれ自体が生きがいであり、やりたい!と思うことでスタートする職業
これは本当にありがたいことであって忘れてはいけない
コンプライアンスが整備されているから目指すものではなくやりがいを求めて就く職業だと思う
その上で永く働くためにはコンプライアンスが必要
あくまでも条件の一つである
仕事の目的を見つめ直すことが大切
目的は自分の好きなことで人の役に立ち、人生を充実させること
今は色々な働き方が増えて美容師という職業も家庭と両立することができるようになってきた
それは美容師を生涯続けていくための準備であり、もう一度美容師という素晴らしい仕事に子供たちが憧れる、そんな日が来る布石である
そのピュアな瞳に
美容師さんてカッコいい!
美容師さんて楽しそう!
と、映る
そんな姿を一人ひとりの美容師が背中で見せていく
言葉で伝えていく
その地道な行動が数年先の未来を創る
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